みずみずしいビタミンカラーと甘い香りで、私たちを元気にしてくれるフルーツ。美容に良いイメージはありますが、何が良いのかと尋ねられると、漠然としてしまうかもしれません。今回は、フルーツの種類ごとの美容効果と、「フルーツの賢い食べ方」についてお伝えします。

フルーツを食べる時間帯と食べ方

いつもフルーツを欠かさないようにしているのに、イマイチ効果を実感できない。それは、食べる時間帯と食べ方が間違っている可能性があります。

朝のフルーツ、夜のフルーツ

朝から食べるフルーツは、さわやかな1日と美肌を約束してくれそうです。しかし、実はシビアに種類を見極めないと、美肌を損なうおそれがあります。フルーツは種類によって、光毒性を引き起こすソラレンという物質を含んでいるからです。

光毒性とは、光に敏感に反応してしまう状態をいいます。日光に当たると紫外線を積極的に吸収し、皮膚の下まで取り込もうとするのです。すると私たちの体は、紫外線の吸収を防ごうとメラニン色素を活性化させます。活性化したメラニンがシミやソバカス、日焼けの原因になるのは、もうご存じですね。

フルーツからソラレン物質を摂取した場合、約2時間で光毒性が引き起こされます。したがって、ソラレンを含んだフルーツは夕方から夜に食べ、朝やランチでは控えたほうが良いでしょう。

以下にソラレンを多く含んだフルーツを紹介しますが、ソラレン自体は毒ではありません。食後しばらく日光に当たらなければ問題ありません。

 

・オレンジ
・グレープフルーツ
・キウイ
・いちじく
・アセロラ
・その他のかんきつ系フルーツ

 

食後のデザートはNG?正解は食前か単品!

レストランのコース料理やパーティーでは、食後のデザートにフルーツが登場することが多いでしょう。しかし、この食べ方に美容面でメリットはありませんし、消化不良や口臭の原因になり得ます。

フルーツは通常30分程度で胃から腸へと消化されます。食事はどんなに早くても2時間以上かけて消化されます。食後のフルーツを食べるとき、胃にはまだ主食とおかずがたまっているわけです。

フルーツと食事が仲良く一緒に消化されるなら良いのですが、すみやかに腸へと進めないフルーツは胃酸を中和し、未消化のままで腐敗をはじめることがあります。これが消化不良や口臭につながるのです。フルーツは空腹時に、食前もしくは単品として食べるのがベストです。

身近なフルーツの美容効果をおさらい

毎年コタツで食べるみかんのように、普段から口にしている身近なフルーツの美容効果をおさらいしておきましょう。その都度、体調に合わせてチョイスできると良いですね。

みかん

日本人がコタツで食べる手のひらサイズのみかんは、温州(ウンシュウ)みかんという品種を指しています。有田みかんなどの呼び名は、あくまでも産地のブランド名です。

近年、温州みかんに含まれている「β‐クリプトキサンチン」という成分の抗酸化作用や免疫力を高める効果が、世界的な注目を集めています。温州みかんと同等量のβ‐クリプトキサンチンを含む食べ物は海外でも見当たらないため、日本が率先して研究を進めています。

もちろん健康面だけでなく、脂肪細胞の肥大を抑制する、血糖値を正常に保つ、ヒアルロン酸の生成を促すなど美容効果もバッチリです。

バナナ

便秘にはオリゴ糖、むくみにはカリウム、肌荒れにカロテン、そしてビタミンCとB、まさに美容フルーツの万能選手といえるのがバナナ。PMS(月経前症候群)や不眠の改善をサポートするトリプトファンや、生理痛をやわらげてくれる葉酸も含んでいます。

また、バナナにはマグネシウムも豊富です。マグネシウムが不足すると、神経が高ぶったり集中力を維持できなくなったり、そのままうつ状態に陥るケースもあります。ストレスで情緒が不安定なときは、ぜひバナナを食べてみてください。

りんご

りんごに含まれているエピカテキン、プロシアニジン、フラボノイド、アントシアニンなどの「りんごポリフェノール」には、肌や体の老化を遅らせるアンチエイジング効果が期待できます。りんごポリフェノールの抗酸化作用が、血中脂質の酸化やコレステロール値の上昇を抑制すると考えられているからです。

りんごポリフェノールをしっかり摂取するためには、皮ごと食べてしまうのがおすすめです。皮には、ペクチンというデトックス効果がある成分も含まれています。

生のフルーツにこだわり過ぎかも?!

生にこだわらず、ときには加工や調理したフルーツも食べましょう。ビタミンは熱に弱いことで知られていますが、分解されるだけで消滅はしません。酸化する前に、ホットレモンのようにドリンクで飲めば、溶け出したビタミンを残さずいただけます。

加工や加熱することで、フルーツの栄養素は変化します。たとえば焼きバナナはオリゴ糖が増え、ドライフルーツはビタミンが減少する代わりにミネラルが増えます。

まとめ

近くのスーパーや最近ではコンビニまで、手軽にフルーツを購入できますし、デパ地下には色とりどりのトロピカルフルーツが並び、ネットのお取り寄せでは珍しい異国のフルーツが手に入ります。ぜひ、毎日の生活に少しでも取り入れてみたり、たまには産まれて初めて食べるフルーツを自分にプレゼントしてみてはいかがでしょうか?