妊活や就活のように、特定の単語や言葉に「活」をつけることが流行っていますが、「腸活」という言葉をご存知でしょうか。腸活とは、健康や美容を保持したり、ダイエットを成功させるために、腸内環境を改善し腸の調子を整えることを指します。

特に、ダイエットが成功しやすくなるということで、腸活が注目されるようになり女性を中心に腸活ダイエットを実践する人が増えているといわれています。そこで、腸活ダイエットがどのようなものかについて、また、その効果や実践方法などについて解説します。

腸活ダイエットって?

腸活とは、体の内外から腸に刺激を与え腸の活動を促すテクニックですが、その過程で腸内環境が改善されて行きます。腸活ダイエットは、腸活を実践することで腸内環境を改善して腸の調子を整え、ダイエットを成功させやすくする方法です。

では、腸内環境が改善され腸の調子が整うとは、そもそもどのような状態のことをいうのでしょうか。それは、腸内環境が改善されることにより腸の活動が活発になって便秘が解消され、老廃物や脂肪が腸内に長く留まらないような状態を指します。

便秘になると、老廃物や脂肪が便という形で腸内に留まり続けることになります。そして、その状態が長く続くと、便の腐敗が進みさまざまな有害物質が発生して腸から吸収され、毛細血管を通じて血中に溶け込み血液をドロドロにします。

結果として、血流が低下したり、代謝が滞ったりすることになるので、脂肪を体に溜め込みやすい状態に陥ります。便秘が、ダイエットの成功にとって邪魔な原因である理由です。なので、この便秘を解消することが、ダイエット成功のためのカギの一つといえるでしょう。

ところで、腸の中には、ビフィズス菌などの善玉菌やブドウ球菌などの悪玉菌といった腸内細菌が棲みついているのは、いまや一般的な常識として知られるようになってきました。腸内環境は、これらの腸内細菌の割合をバランスの取れた状態にすることによって改善されます。

腸内環境が改善されると、悪玉菌の発生が抑えられるので便の腐敗スピードが遅くなり、便からの有害物質の発生も少なくなって、結果的に代謝が促され便秘も解消されます。このように、腸内環境が改善され腸の調子が整えられて便秘が解消し、ダイエットが成功しやすくなるということになります。

腸活ダイエットにはどのような効果がある?

腸活ダイエットで便秘が解消されるわけですが、便秘解消は体にさまざまな良い効果をもたらすことが期待できます。たとえば、「むくみや冷え症の改善」「美肌効果」「基礎代謝向上」「免疫力向上」など。

腸内に便のような老廃物が長く留まらないので血液はドロドロになりにくく、血行が良くなります。それによってむくみや冷え症が改善され、肌の状態もよくなり美肌効果も期待できます。

腸の活動が活発になるので内臓の働きも活性化し、基礎代謝が向上し痩せやすい体に変わって行きます。また、腸内環境が改善されるため、腸内では善玉菌が増え免疫力が向上してさまざまな感染症やアレルギー症状の予防が期待できます。

腸活ダイエットの実践方法

ここで、腸活ダイエットの具体的な実践方法について説明します。実践方法にはいくつかありますが、その中から代表的なものを3つご紹介します。

椅子を使った呼吸法エクササイズ

1.足を軽く開いた状態で椅子に腰かけ、背筋を伸ばし後頭部で両手を組み合わせます。
2.鼻から息を吸い腹式呼吸の要領でお腹を膨らませます。
3.2の状態のまま、上体を後ろに反らせ10秒間保持します。
4.逆に上体を前に倒しながら息をゆっくりと吐いて行き、お腹を凹ませながら吐き切った状態で10秒間保持します。
5.4の状態から1の状態に戻し、楽に呼吸をしながらゆっくりと上半身を左の方に捻って行きその状態のまま10秒間保持します。
6.5の状態から1の状態に戻し、楽に呼吸をしながら今度は上半身を右の方に捻って行きその状態のまま10秒間保持し、再び1の状態に戻します。

以上、1~6のエクササイズを1セットとして、1日に5セット行うようにします。

便座を使ったエクササイズ

1.便座に浅く腰かけ、背筋を伸ばした姿勢から徐々に右手を左足首の方に伸ばして行き、指先が足首に触れる程度に上体を捻り、その状態で10秒間保持します。
2.1の状態から右腕を抜いて、元の姿勢に戻します。
3.2の状態から1とは逆に左手が右足首に触れるように上半身を捻って行き、その状態で10秒間保持し、元の姿勢に戻ります。

以上、1~3のエクササイズを1セットとして、1日に5セット行うようにします。

朝一番に水を飲む方法

寝起きに、コップ一杯、約100ccの水を一息に飲むことで腹圧が上がり、腸を刺激して通じが促されます。このときの水は、常温か少し温めた物を使用してください。冷たい水は、腸に負担をかけるので避けた方がよいでしょう。

まとめ

「便秘は万病のもと」と昔から言い伝えられてきたように、腸の不調はいずれ健康を害することになることを昔の人はよく知っていました。近年、医療技術の進歩によって、腸内環境を整えることの重要性が分かってきました。そして、「健康は腸から守って行くことが重要」と言われ始めていますが、最先端の医療技術が先人の知恵を裏付けた格好になっています。

腸活は、健康を維持するためにも日常の中で習慣的に実践してゆく価値はありますし、それがダイエットにも効果的であるならば、やらない選択肢はないでしょう。