通常、蜂蜜は抗菌性が高く、腐ることがない長期保存が可能な食品として知られています。そうすると、通常の蜂蜜よりも高い抗菌力を示すマヌカハニーは、より長期の保存が可能な食品と考えられますが、実際はどうなのでしょうか。

そこで、マヌカハニーの保存に関し、長期に保存できたとしても賞味期限や消費期限はどの程度なのか、また、品質を少しでも長く保たせるためにどのような注意が必要かなどについて解説します。

マヌカハニーは腐らない?

蜂蜜は、腐らない食品です。蜂蜜自体に強い抗菌力があり、さらに、水分をほとんど含んでいないので細菌などの微生物が増殖する心配がないというのがその理由です。基本的に、細菌の増殖する環境がなければ食品が腐ることはないので、蜂蜜は腐りません。

以前、ニュースで3000年前の蜂蜜が発見され、調べてみると成分が変質しておらず腐っていなかったと話題になったことがありました。それほど、蜂蜜の抗菌力は強いのです。まして、マヌカハニーは、通常の蜂蜜よりも抗菌性が高いので腐ることはありません。

ただ、蜂蜜も天然のものか加工したものかで品質が変わってきます。加工品も天然の蜂蜜をベースに作られていますが、添加物によっては腐る可能性があります。マヌカハニーの場合も(は 変更)、100%天然ものなら腐る心配はありません。

食品なので法律で賞味期限は義務付けられている

蜂蜜は、腐らないとはいえ食品である以上、賞味期限の提示が義務付けられており、パッケージには賞味期限が表記されています。一般的に、蜂蜜の賞味期限は2~3年ほどに設定されているものがほとんどです。これに対して、蜂蜜よりも抗菌力の強いマヌカハニーの場合には、賞味期限は5年と設定されています。

蜂蜜は、腐りはしませんが時間が経つにつれて若干風味が落ちてくることはあり、賞味期限はその時期を推定し目安として表記されているようです。

適切に保存すればいつまででも美味しく食べられる?

マヌカハニーの保存方法は、基本的に通常の蜂蜜と同じなので蜂蜜の品質をできるだけ損なわない保存方法をご紹介します。

保存容器や保存場所に注意する

保存場所は、湿気が少なくて直射日光が入り込まない暗所が適しています。保存容器には水分や異物が入り込まないようにし、蜂蜜を取り出すときにも乾いた清潔なスプーンを使います。このように保管条件を整えることで、変色したりすることを防ぎ、長期に良い品質を保つことができるでしょう。

直射日光や高温多湿な環境を避けるのは、蜂蜜に含まれるビタミンや酵母、ミネラル類が消失することを防ぐためです。

冷蔵庫での保存はNG?

蜂蜜の保存は、常温保存が基本です。冷蔵庫での保存は、蜂蜜が結晶化してしまうのでおすすめしません。冷蔵の目的は、食品に含まれる水分中で細菌が増殖することによる腐敗のスピードを低温環境で遅らせることにあります。蜂蜜にはほとんど水分が含まれておらず、細菌の増殖による腐敗の心配もないため、冷蔵する必要はありません。

蜂蜜は、14℃以下で結晶化するため冷蔵環境では確実に結晶化してしまいます。結晶化しても品質的には何も問題はありませんが、見た目を気にしたり使い勝手が悪いと感じるのであれば、冷蔵は避けて常温での保存をおすすめします。

蜂蜜が結晶化したらこうせれば元通りに!

冬場などは、冷蔵庫で保存していなくても室温が下がり、蜂蜜が結晶化してしまうことがあります。ただ、結晶化しても簡単に元に戻せるので心配はいりません。

その方法は、湯煎です。具体的には、蜂蜜の入った容器のふたを開け45℃のお湯で15分程度湯煎をします。そうすると白く結晶化していた蜂蜜が透明な元の姿に変わって行きます。

ここで、注意しなければならないのは、お湯の温度を上げ過ぎないことです。湯温を60℃以上に挙げると蜂蜜に含まれているビタミンやミネラルなどの栄養素が失われてしまうからです。

マヌカハニーにはメチルグリオキサール(MGO)が多い

マヌカハニーでとくに注目される成分として、メチルグリオキサール(MGO)という物質があります。この物質は、マヌカハニーばかりでなく、チョコやコーヒー、肉、魚などさまざまな食品を食べたときにも生成されますが、とくにマヌカハニーにおいて多く生成される物質です。

メチルグリオキサールは殺菌作用が強く、胃潰瘍の原因菌として知られるピロリ菌の繁殖に対する抑止効果が認められています。200℃でも変質しないため、煮物などの料理にマヌカハニーを使用することで、健康効果が期待できます。

まとめ

蜂蜜は、その抗菌力の強さのために長期保存が可能な食品です。うまく保存すれば、いつまでも元の品質を保って美味しく食べられます。とくに、マヌカハニーはメチルグリオキサールが多くい含まれ、健康効果も期待できるので、食事のメニューに取り入れ日常的に食べる習慣をつけるとよいでしょう。