お茶に含まれるテアニンには、脳からのα波を増やし、様々な効果をもたらすとされています。
この効果には、ドーパミンが関係しています。
テアニンは、ドーパミンにどのように働くのでしょうか。ここでは、テアニンとドーパミンの関係についてご紹介します。

テアニンとは

テアニンは緑茶に多く含まれますが、烏龍茶や紅茶などチャノキから作られたものであれば全てのお茶に含まれます。
発酵しているお茶にはほとんど含まれておらず、日光に当てないように作る玉露や抹茶、てん茶などには多くのテアニンが含まれています。

テアニンとドーパミンの関係

テアニンは、摂取後に血液によって脳へと運ばれるという特徴を持ちます。
テアニンが脳から分泌されるドーパミンに働きかけることで、α波を増やすことがわかっています。
お茶には多量のカフェインが含まれており、それによって興奮状態になるはずなのですが、お茶を飲むと逆に気持ちが落ち着くという方が多いのではないでしょうか。

これは、テアニンがドーパミンに働きかけることによるリラックス効果が、カフェインの興奮作用を打ち消しているためと考えられています。
カフェインの作用と打ち消し合うことで、どうしてもテアニンの効果が低くなるので、テアニンはサプリから摂るのがおすすめです。

テアニンに期待できる効果

テアニンには、次のような効果が期待できます。

・安眠作用
脳神経の興奮を鎮める作用により、ぐっすりと眠れるようになるといわれています。
スムーズに眠りに入れるようになり、すっきり起きられるようになるようです。
ストレスを抱えていると、なかなか寝つきが悪くなったり、すっきりと目覚められなくなったりすることがあります。

普段から寝つきが悪いという方は、就寝の1時間前に200mgのテアニンを摂ることをおすすめします。

・集中力アップ
リラックスしていればしているほどに集中力がアップします。
そのため、緊張をほぐす作用によって集中力アップの効果も得られるのです。
また、ドーパミンは、記憶力や学習能力に関わる物質であるため、成績向上にも繋がる可能性があります。

・PMSや更年期障害の改善
テアニンには、PMSによるイライラやむくみ、更年期障害のホットフラッシュ、冷え症など様々な症状を和らげる作用があるといわれています。
このような効果は、リラックス作用によって筋肉の緊張がほぐれ、血行が促されることによるものです。

・高血圧予防
血行を促すことで、血圧を下げる働きがあるといわれています。
高血圧を改善するほどの効果は期待できないので、普段のケアとして活用しましょう。

テアニンはサプリから摂ろう

テアニンは、カフェインが含まれていないサプリから摂るのがおすすめです。
1日の摂取量の目安は200mgですが、それ以上飲んでも副作用の心配はないとされています。
ただし、少なからず血圧を下げる作用があるので、飲みすぎは避けた方がよいでしょう。

また、降圧剤との併用も避けることをおすすめします。

サプリによって1粒あたりの含有量が異なるので、説明を読んだうえで飲みましょう。また、製造元が明記されていない安価なサプリは避けることをおすすめします。製造元が明記されており、安全性が確認できるサプリを選びましょう。

温かいお茶を飲むのがおすすめ

抹茶や玉露には、80mlあたり40mg前後のテアニンが含まれています。
何杯も飲めるものではないので、テアニンを多く摂取することを目的とするのには向きません。
しかし、温かいお茶を飲むという行為そのものにリラックス効果が期待できるので、日常的に飲むことをおすすめします。

1杯程度であれば、テアニンのサプリを200mg分飲んでいたとしても、何らかの問題が起こる心配は少ないです。

リラックスするための行動とは

テアニンのドーパミンへの作用によって出る脳のα波を増やすことでリラックスできますが、それだけでは十分にリラックスできない場合があります。
普段から、リラックスできるように状態を整えておきましょう。

リラックスするために欠かせないのが睡眠です。睡眠不足だと、すぐにイライラしたり緊張したりします。しっかりと睡眠を摂ることで、リラックスしやすくなるでしょう。
また、睡眠にはストレス解消効果もあるので、精神面によい影響が与えられます。

また、適度な運動にもストレス解消効果があります。さらに、血流を促して冷え症を和らげる効果も期待できるので、テアニンとの相乗効果を狙えますよ。ウォーキングやジョギングなど軽い運動をしましょう。

テアニンで心身の状態を整えよう

テアニンのサプリを常用して、リラックスできる状態を作りましょう。
心身がリラックスすることで、集中力アップや緊張緩和、血流促進による冷え症改善など様々な効果が期待できます。
劇的な効果は見込めませんが、十分な睡眠や適度な運動などを心がけつつテアニンを摂れば、これまでよりも心と身体が健康になるでしょう。