ニキビが消えたと思ったら、クレーターのような跡が残ってしまった!という方は多いのではないでしょうか。
くっきりと残ったニキビ跡には、とても悩んでしまいますよね。ニキビ跡のクレーターは、どうすれば消せるのでしょうか。ここでは、皮膚科での治療法をご紹介します。

ニキビ跡のクレーターの原因とは

ニキビは、毛穴に詰まった皮脂や古い角質によって皮膚が盛り上がったものです。そこにアクネ菌が感染すると、赤みを伴う赤ニキビになります。
これは、炎症を起こした状態であるため、炎症が肌の奥深くへと及ばないように、メラノサイトからメラニン色素が分泌されます。

ニキビの炎症が強かった場合、ニキビが消えると共に黒ずみが残ることがありますが、これはメラニン色素が肌に沈着したものです。
メラニン色素によって炎症が肌の内部に及ぶのを防いでいたため、この程度の跡で済んだということです。

しかし、メラニン色素が防ぎきれないほどに強い炎症が起こると、炎症が肌の奥深くにある真皮層にまで及びます。
そうなると、炎症のダメージを受けた部分と受けていない部分で肌のターンオーバー(生まれ変わり)のサイクルに差が生じて、クレーターのような跡が残るのです。

ニキビ跡のクレーターは皮膚科で治療する

ニキビ跡のクレーターは、皮膚科で治療しましょう。レーザーを照射することで肌のターンオーバーを促し、ニキビ跡を改善させます。また、コラーゲンの生成を促して、くぼんだ部分を盛り上げ、クレーターを目立ちにくくする効果も期待できます。
通常、5~6回程度の照射が必要で、1回につき7~10日程度のダウンタイムがあります。

ダウンタイムでは、照射部位が赤くなったり、ヒリヒリとしたりします。抗炎症薬を処方してもらえるので、必要に応じて塗りましょう。また、レーザー治療は自費診療なので、クリニックによって料金が異なりますが1回2~3万円が相場です。

クレーターそのものを取り除くタイプの炭酸ガスレーザーもあります。血液はレーザーの熱によって瞬時に固まるので、出血する心配も少ないです。治療結果が医師の技量によって左右されやすいので、実績が多い医師の施術を受けましょう。

レーザー以外の治療法

レーザー以外の治療法の場合、クレーターの改善に時間がかかりますがカーボンピーリングやイオン導入、ダーマローラーなどがあります。

・カーボンピーリング
微粒子のカーボンを患部に塗って、その上から赤外線レーザーを照射します。カーボンが赤外線レーザーに反応することで、古い角質を取り除き、コラーゲンの生成を促します。
比較的浅いクレーターにしか適用できないのがデメリットです。

・イオン導入
ビタミンC誘導体やプラセンタエキスなど、クレーターの改善が期待できる成分を微弱電流によってイオン化させます。そうすることで、肌の奥深くまで浸透しやすくなるのです。
即効性が低く、改善には長い時間がかかります。

・ダーマローラー
極細の針がついたローラーで真皮層まで無数の穴を開け、炎症を人為的に起こします。そうすることで、傷を治そうとする力によってコラーゲンの生成が促され、クレーターが改善に向かう可能性があります。

・FGF治療
コラーゲンは、線維芽細胞によって生成されます。線維芽細胞増殖因子をクレーターの部分に注入することで、コラーゲンが生成されてクレーターが改善する可能性があります。
線維芽細胞の機能を高めるという仕組みなので、成功すれば効果が持続するというメリットがあります。ただし、費用がかなり高額であるため、レーザー治療の方が現実的でしょう。

ニキビ跡のクレーターはセルフケアで治せる?

ニキビ跡のクレーターをセルフケアで治すことはできません。クレーターに効果があると謳ったアイテムもありますが、クレーターを目立たなくするほどの高い効果は期待できないようです。

皮膚科での治療をメインに、自宅でもセルフケアをしましょう。ピーリングによってターンオーバーを促すことで、少しずつ改善に向かう可能性があります。ピーリングとは、酸性の薬剤で古い角質を除去するケアです。
自宅で使用できるピーリング剤は、クリニックで行うケミカルピーリングよりも弱い薬剤を使用するため、ダウンタイムもありません。

フルーツ酸系とスクラブ系があり、スクラブ系は細かい粒子で角質を削り落とすものです。擦ることでシミができてしまう可能性もあるので、フルーツ酸系のピーリング剤を使うことをおすすめします。

ニキビ跡のクレーターを作らないことが大切

クレーターがこれ以上増えないように、ニキビができたときには抗炎症薬などを塗り、できるだけ触らないようにしましょう。クレーターのニキビ跡は、色素沈着だけのニキビ跡よりも消すのが大変です。費用も高くなる傾向があるので、できるだけクレーターのニキビ跡を作らないように対策をしていくようにしましょう。