昔から冷え性の女性は多く、冷え性は女性ならではのものと思われがちですが、男性でも冷え性になる人もいます。冷え性の原因の1つに「ストレス」があるのをご存知でしょうか?
季節を問わずいつも体や指先が冷えている状態なら、ストレス性の冷え性の可能性があります。今回は「ストレスが原因の冷え性」についてお話します。

冷え性はどのような状態をいう?

冷え性の主な原因は、手足の指先や体の一部分の血行が悪くなるために肉体が冷える状態のことを言い、主な原因に血行不良や運動不足、そして自律神経の乱れといったものがあります。

血行不良による冷え

血行不良が原因で冷え性になっている場合、長時間同じ姿勢を保っているような習慣、たとえば仕事がデスクワークで一日椅子に座りっぱなしなどといったものがあります。

また、動脈硬化といった心臓や血管の病気、糖尿病といった病気でも血行不良が起こり冷え性になることがあります。

運動不足による冷え

実は筋肉はそれ自体が発熱することをご存知でしょうか?運動することにより血行促進を行い、筋肉量を増やすことで体は冷えにくくなります。

多くの冷え性の人は、運動不足や筋肉量が少ないといったことが原因で、自身の体で発熱する力が弱まっている人が多いようです。

自律神経の乱れによる冷え

自律神経の乱れによる冷え性は、今回お話する冷え性の原因「ストレス」と密接な関係があります。強いストレスが加わったり、長期間ストレスを感じ心や体が緊張している状態が続いてしまうと、血管が収縮してしまいます。そのため血流が悪くなってしまい、冷えが起こるのです。

ストレスが原因の冷え性の症状は?

ストレスが原因の冷え性のことを「心因性冷え性」と言います。
このタイプの冷え性は、ストレスを軽減したり、ストレスの原因となることを除去することで症状を改善することが期待できます。

しかし、仕事や家庭内環境、アレルギーや病気、金銭的な問題などストレスの原因は多岐にわたり100%回避するのは難しいことです。だからといって心因性の冷え性を放置しておくと、冷え性が進行してしまいます。

心因性の冷え性は、風邪などの病気のように薬を飲んで寝ていれば回復するというものではありません。ストレスの原因対策も大切ですが、有給休暇を使ったり、旅行に行くなどして気分転換を行ったり休養することで回復することがあります。

どうしてもまとまった休みが取れないといった場合には、毎日ほんの数十分でもいいので、自分の時間を作る、仕事に支障のない範囲で仕事の手を抜くといったことを行って上手にストレスと付き合っていくことが大切です。

冬場は心因性の冷え性になる人が多い!

意外に思うかもしれませんが、心因性の冷え性は男女とも冬場に多いという調査結果が出ています。普段からストレスを感じている人がなぜ冬場に心因性の冷え性になることが多いのでしょうか。

日照時間が短い

人間の体には幸せを感じるホルモンに「セロトニン」というものがあります。このセロトニンというホルモンは、太陽の光を浴びることで分泌されるのですが、冬は一年のうちで最も日照時間の短い季節。そのため、セロトニンの分泌量が下がってしまい、気分が落ち込みやすくなったり、ストレスに弱くなってしまうのです。

外気温が低い

気温の低さにより交感神経が優位になってしまうので、指先などの抹消血管が収縮してしまい冷えが起こりやすくなります。身体が冷えてしまうとセロトニンややる気を出すホルモン「ドーパミン」を作り出す酵素が減ってしまい、結果としてセロトニンとドーパミンの分泌量が減ってしまうのです。

室内外の温度差がありすぎる

外気温と室内の温度差が大きいと、自律神経のバランスが崩れやすくなります。そのため心だけでなく体も冷えやストレスを感じやすくなってしまうのです。

冬の冷え性は温活で回避しよう!

冬場の冷えや日照不足とストレスからくる冷え性を断ち切るには、身体の内と外から温める「温活」が有効的です。温活をすることで幸せホルモンの1つ「エンドルフィン」の分泌量が増えます。このエンドルフィンは痛みを取り除く作用があると言われているので、冷えからくる肩や腰の痛みに悩んでいる人にはうれしい成分です。

温活を行うと自律神経も整えられますし、血行が良くなるので冷え性も解消し、冷え性から脱出することで免疫力や代謝のUPも期待できます。

まずはリラックスすること!

温活を始める際、基本となるのは「リラックスすること」。リラックスするだけで交感神経よりも副交感神経が優位になり、血行が良くなります。アロマテラピーを行う、音楽を聴く、マッサージをするなどリラックス方法は人それぞれ。

簡単にできる方法としては蒸しタオル(40度程度が理想)で目元を10分ほど温める方法があります。この方法を行うと、手の指先にある血管が拡張して指先が温まります。

炭酸ガス入り入浴剤や温熱シートを活用しよう!

時間がなくていつもシャワーだけ、という人ならきちんと湯船に浸かって体を温めるだけでも効果があります。しかし、きちんと湯船に浸かっていても冷え性になってしまう場合は、市販の炭酸ガス入りの入浴剤を使用することをおすすめします。

炭酸ガス入りの入浴剤は血行を促進してくれる効果があるため、身体の奥から体温が上がり、お風呂から出た後も暖かさが持続するのです。ただし、お湯の温度が高すぎると交感神経が優位になってしまい、寝つきが悪くなるのでお湯の温度は38~40度にしましょう。

また、ドラッグストアなどで販売されている温熱シートも効果があります。温熱シートは貼るタイプのカイロと違い、直接肌に貼って利用できるうえに、低温やけどの心配がありません。

首や腰・お腹周りに温熱シートを貼るだけで、身体が温まり全身の血行が良くなるので指先までしっかりと温まります。

ウォーキングやストレッチも効果的!

ストレスを感じると体は縮こまり硬くなってしまいます。硬くなった身体をリラックスするには、身体をほぐすことが大切です。そのためストレッチを行い身体をほぐすことも温活につながります。
一般的にストレッチは息を吐くときに筋肉を動かすのですが、温活の場合は通常とは逆で、息を吸い込むときに背中と胸の筋肉を動かします。

人間の体は動くと筋肉を使います。筋肉を使うことで血行が促進されて、体温が上がるため太陽の光を浴びてウォーキングをすることで、血行が良くなり体温も上がります。

<h2ストレスを軽減して冷え性から解放されよう!

職場環境や人間関係など、なかなかすぐには解決できないストレスもありますが、少なくとも冬という季節から来るストレスは、対応が可能です。人間関係など大本のストレスの対処をしつつ、冬のストレスの対応を行っていけば、ストレスからくる冷え性から解放される確率が高くなります。
毎日きちんと温活を行い、ストレスからの冷え性から一刻も早く解放されましょう!